多発性嚢胞腎とは
3.(6) 腫大した腎臓
腎臓の働きが低下して透析に入ると、大きくなった腎臓はどうなるか。
一般に正常な腎臓の大きさが150gとすると、透析に入るころの多発性嚢胞腎は1,500g、
10倍の大きさになっていると考えられる。
しかし、その大きさと機能の程度には個人差があり、500gで透析に入る人もいれば、
2,500g (2.5kg)で入る人もいて、いろいろである。
透析に入って、半年、1年、2年経つと、張っていたおなかが少し楽になったという人が多なる。
透析に入ると一時的に腎臓は3割ほど小さくなるからである。
しかし、4年、5年と経つと、また少し大きくなってくる。
次に多発性嚢胞腎で透析を受けている人に、腎癌の発生が多いかどうかという問題であるが、
慢性糸球体腎炎で透析を受けている人と同様で、腎癌の心配はあまりないと言える。
ADPKD成人例における腎外合併症
(心血管系)
・脳動脈瘤 5−10% Gabow PA
・僧房弁の異常 0−30% Perrone RD、Martinez-Vea A
・心肥大
・(くも膜嚢胞 8%)