ADPKD 事典

ハ行

バソプレシン

腎臓では糸球体で濾過された水を尿細管で再吸収し、体内の水分量を調節しています。バソプレシンは、その水再吸収を促進する抗利尿ホルモンで、尿を濃くし、尿量を減らす作用を持ちます。また、ADPKDにおいてのう胞の形成、成長を促進することが知られています。

このバソプレシンの作用を阻害することにより、のう胞の増殖・増大を抑制し、ADPKDの進行を遅らせる薬があります。

バソプレシン